いざ!国府台城へ!!
国府台城を訪れました。
午前中は雨が降るのか止むのかハッキリしない天気だったので出かけるつもりはなかったのですが、昼過ぎからうっすら太陽が見えるようになってきたので近所を散策するつもりで家を出たらこんなところまで来てしまいました。
江戸川付近から見る国府台城
左奥の鬱蒼と茂る森がある場所がそれです。
この辺りからだと高い木が並んでいるのかちょっとした高台があるのかさっぱり見当がつきません・・・
では、羅漢の井がある城の南側から国府台城攻めを開始します。
羅漢の井
それほど大きなものではありませんでした。
一辺の長さは成人男性の腕と同じくらいでしょうか。
江戸名所図会に描かれたものは人が一人ぐらい入れそうな大きさに描かれていますが・・・
羅漢の井脇の階段
訪れたのが曇天の夕方だったせいでどの写真もとにかく暗くてよく見えませんが、ここには傾斜のきつい階段があります。
特にここは前後左右に加えて空の方も木に覆われているので真っ暗です。
雨が降った後だけに滑らないよう慎重に昇りつつ城郭を目指します。
階段を上ると
古民家がありました。その名を「紫烟草舎」と言うそうです。
人は住んでいません。
何でも、葛飾の小岩にあった北原白秋の家(離れ)を、江戸川改修工事に伴い解体された後、同じ江戸川が見える対岸のこの地へ復元したそうです。
国府台城と北原白秋の関係性を考えてはいけません。
振り返ると
西洋庭園?
なぜかお花が沢山咲いてました。
城跡と言えば無粋になりがちなのを少しでも明るくしようとしたのでしょうか?
特に国府台城址は明治の頃に陸軍の施設もあったようなので、こういった配慮が必要だったと思うことにします。
周辺を歩いても城跡らしきものがなかなか見つからなかったのですが、ようやくひとつ見つけました。
石垣
写真ではわかりにくいですが石垣に囲まれたエリアは非常に狭く、50人も入ったら座るのも難儀しそうでした。
ここには里見弘次の娘が亡くなってから泣き声が聞こえるようになったという伝説を持つ夜泣き石や、南総里見八犬伝が流行するようになってから建てられた里見弘次を弔う石碑と、国府台合戦で討ち死にした里見軍将兵を弔う2つの石碑、計3つの石碑があります。
夜泣き石
石碑
城跡の雰囲気が出てきました。
石垣が中世らしくないとか考えてはいけません。
時には思い込みも大事です。
市川市最高標高地点
明戸古墳の石棺
仲良さそうに2つならんでます。
城?
何のことでしょう?
ここは公園です。そんな物騒な施設ではありません。
高台にある公園なので、木々の間から江戸川方面を見ればなかなかに見晴らしも良いです。
木が多過ぎてほとんど何も見えませんでした・・・
しかし江戸川の向こう側、かなり遠くまで見渡せるので、ある意味一番城跡らしさを感じられる場所でした。
・・・これでいいのか?
ここは是非再戦したいと思います。